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認知症の今までとこれから⑨ | 10年先の未来を考える介護屋さんエレファ

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認知症の今までとこれから⑨

どうも古市です。

 

昨日は皆さんにちょっとした宿題をだしました。

認知症を患ったおばあさんが鍵のかかった玄関の前でドアを叩き続けて、「家に帰りたい。」と訴えている。

あなたならどうしますか?

 

うーん。

いろいろ考えちゃいますよね。

あなたはどうしました?

 

 

これね、正解はないです。

正直、この情報だけで正しい対処方法を導こうなんて到底無理だと思います。

 

もっと個人のことを今も過去も良く知って、何を求めているのか良く考えて初めて仮説にたどり着いて、仮説を基に試して、またみんなで検証して…。

認知症介護はその繰り返しです。

 

 

僕がいたグループホームでは当時27名の方が生活をしていました。

それぞれに個性があり、症状も様々でした。

家に帰りたい願望のある方、ない方。

ある方も願望が強い方、そうでもない方。

みんな同じケアをすればOK!!とはいかず、個々の考えや状態、希望や性格を理解してケアをします。

 

 

では、この帰りたい願望に対して、当時の僕らの施設はどう考え、対応したかというと

鍵を外してドアを開けました。

 

「グループホームはみんなの家だ。防犯目的以外で鍵をかけるのは行動の制限だし、精神的な拘束だ。」

 

とカッコいいことを言ったことものすごく覚えていますが、そんな単純ではなく課題はまだまだてんこ盛りでした…。

 

 

明日はドアを開けたことで見えた課題と葛藤を書きます。

 

 

今日は最初の講義の日程が決まりました。

7月4日 kotori様 にて認知症サポーター養成講座を実施します。

毎日ちょっとずつ前進していきます。

今日も昨日よりちょっといい日でした。

それではまた!!

 

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