義祖父が教えてくれたこと
どうも古市です。
昨日、義祖父が他界しました。
ブログを読んでくれている皆さんには特に関係がないことではありますが、毎日自分がこう思おうと決めている
「今日は昨日よりちょっといい日」
をサラッと書いてしまう気になれなかったので、今日は少し内容を変えて義祖父から感じた自分の介護観の話をしたいと思います。
実際に義祖父の若いころを見たわけではないのですが、本人の話と周りの方々の話をきくと、結構やんちゃだった人なんだろうなぁと思います。
とても書けないような話ばかりをいつも面白おかしく話してくれる人で、一言でいうと「きっぷのいい」って言葉がぴったりの人でした。
盆と正月に大勢の親戚が集まるのはきっとみんなこの人に会いたいからなんだろうなぁってずっと思っていました。
義祖父がだんだんと調子を崩し、寝ていることが多くなり、脚の筋力が低下して一人で歩くことが難しくなり、家で寝ていることが多くなりました。
顔を見に行った時に昔から競艇好きな義祖父を少しでも元気な気持ちになってくれたら良いなと競艇に誘いました。
「こんなになった自分を知り合いに見られたくないから行かない」の義祖父の言葉
安易に誘った自分を少し恥ずかしく思いました。
介護の仕事をしていると時々自分が良いと思うことが他人も良いだろうと思い込んでしまうことがあります。
自分は「車いすでも競艇を楽しめる義祖父はちょっと悪くて義祖父らしい」と考えました。
外に出る機会を作ること = 活力 と簡単に考えました。
でもそれは違ってまずは「外に出たいと思う気持ちになってもらう」ところから始めることが大切でした。
昔からおしゃれな義祖父にビシッと決まったスーツを孫一同からプレゼントして、なんてことを企画していた矢先の他界でした。
義祖父にはこれからも介護に携わっていく中で大切なことを教えてもらいました。
実際に介護を受ける方がどうありたいか。
そしてもう一つは、介護を受けていることを恥じない世の中を作りたいという想い。
僕がこれからやろうとしていることそのものだという想い。
蒲じいちゃん
最後の最後まで勉強させてくれてありがとう。
とても寂しいから今日は簡単に昨日よりちょっといい日って書けないけど、じいちゃんに教えてもらった想いをどうしても綴りたかったので書きました。
本当にありがとうございました。
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